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ー「現在携わっている仕事は何ですか?また、仕事の面白さってどんなところですか?」
「最近は阿蘇の現場で平面測量をしていました。今週は新入社員研修の路線測量のサポートをしており、再来週は橋梁点検支援の予定です。面白さという部分だと、昨年担当した橋梁点検は大変でしたが1橋1橋終わる毎に達成感を味わえて面白かったし、勉強になることも多かったです。自分の足りない部にも気付くことができました。」
「現在は道路部門が多いです。それに伴う擁壁やのり面の構想物の設計をしています。複雑な地形や条件があってすんなりいかない事があった時に、『あー、こうだな』『こうすればいいんだ』と解決策を見つけた時は面白さというか、やりがいを感じます。」
ー「仕事をする上でマイルールのようなものはありますか?」
「大切にしているのは情報伝達です。周りと噛み合わなかったら業務を進める上で支障が出てくるので、相手に言うだけではなくきちんと伝わっているかどうかの確認をしています。」
「業務の始まりから終わりまでを一つのストーリーと考えて仕事をしていくことを心がけています。業務目的があってその目的のために現地調査をし、それを踏まえて設計を行って、その設計にも理由があるという一連の流れを意識しています。」
ー「経験した中で大変だったことはありますか?」
「測量部の業務で始めから終わりまで関わることがなかった中で、昨年度の橋梁点検業務は始めから終わりまで関わって、全83橋分の損傷を調査し図面を起こしました。橋梁に関わることも初めてで、『橋梁とは何ぞや?』という状態でのスタートだったので、上司にみっちり手解きして頂きました。初めてのことに挑戦するのは大変でしたが、楽しみも多かったです。」
「私は2年目の熊本地震ですね。前震翌日の早朝から、割り振られた益城の現場を調査し、その後測量と災害の設計までを期間が短い中、迅速に対応しなくてはなわず大変でした。もう一点、以前道路への落石対策の業務があったのですが、山上の落石発生源を調査すべく山を登る必要がありました。落石が起こるような山ですので、とても険しく大変でした。体力的な自信はないのですが、仕事に対する使命感や責任感と言いますか、この業務を担当するからには『自分がやるんだ』という強い気持ちを持ち、山に登りました。なぜ危険な山に登るのか、そこに落石発生源があるからです!」
ー「一同笑」
「この山に何としても登らなくてはならない、これは覚悟してやらなければならない、と。」
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