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[事例12]調査地区の土地所有者全員が自身の所有する土地の境界がわからない場合の処理について
[質問事項]
調査地区の土地所有者全員が自身の所有する土地の境界がわからず
また現況を見ても境界がはっきりしない場合、筆界未定として処理
するしかないのでしょうか?
[質問の内容]
当該調査地区は、昭和45年に山林分配しており、当時の測量図
も存在するが、現地の地形条件に合わせた分け方ではなく、図面
上で単に四角に区切っただけのもです。また現地は、長期間人が
立入っておらず、管理放棄地となっていて、一筆当たりの平均面
積が1,500㎡と広大であり、起伏が激しく立入るのが困難な
状況です。
[回答事例]
筆界案活用法を検討してはどうでしょうか?現地に行けないとこ
ろは、机上の計算等により図面を作成し、筆界を求めて所有者か
ら確認をとることができれば筆界未定は避けられるかもしれませ
ん。また、法務局と集団和解方式について協議してみるのも一つ
の方法と考えます。